Grip

ドローン、家電、クルマからホビーまでデジタルライフの楽しみ方を提案

アマチュア無線4級免許受験日記

ドローンレースを始めたく、アマチュア無線4級免許を取得することにしました。
レースで必要なFPVには5.6GHz周波数を使うため、無線免許が必要なのです。
とはいえ試験などもう20年以上まともに受けたことがないので、
参考書を買ってから、勉強するまでの間が本当に苦痛でした。
脳が勉強する、しなくてはいけないというストレスを拒否するのです。
これを克服するのが思った以上に大変でした。


なおアマチュア無線4級免許の試験問題は4択ですが、法規と工学があり、
実際の試験ではそれぞれ12問づつ、合計24問が出題されます。
1問は5点で40点で合格となりますので、4問までは間違えても!?OKです。


僕が今回受験にあたり使ったのは、2冊の本です。


1冊目が「コミック版最新ハム問題集」CQ出版社
2冊目が「完全丸暗記初級アマチュア無線予想問題集」

まずは「コミック版最新ハム問題集」をパラパラと見て、
なんとなく無線の概要みたいなものを理解しました。
この辺りはマンガならではかもしれません。

次に「完全丸暗記初級アマチュア無線予想問題集」で、
法規の問題を解きました。


しかし、ここで壁にぶつかります。
普段、日常で使わない言葉を丸暗記する気力が湧かないのです。
本当は無理やり頭に叩き込めばいいのですが、
さび付いた脳は覚えることをひたすらに拒否します。


このままでは合格率7割の壁を越えられない…。
という時に役立ったのが、WEBの過去問題集でした。

アマチュア無線試験問題
http://homepage3.nifty.com/srz/hamtest/

本と違って詳細な解説などは一切ありません、
ただひたすら正誤判定をされるだけです。
また自分でページをめくって正誤判定をする必要がないので、
答え合わせが非常に楽でした。

とにかくこれを2日ほどやり続けると、もう問題ごと覚えてしまうので、
あとはゲーム感覚で満点を取るまでやり続けました。

 

法規はもう問題ないあとは工学だけです。
これもアマチュア無線試験問題で覚えるだけだ!
http://homepage3.nifty.com/srz/hamtest/

しかし、この工学が最も難関でした。
僕は文系なのですが、回路の理屈などに対して「なぜだろう」というのが、
常に頭にもたげてしまうため問題を暗記だけするというのが、
どうしてもできないのです。

そこでWEBの問題をやり理解できないことは、
「コミック版最新ハム問題集」で理論や数式を覚えました。

絶対に必要となる数式などはワードで整理してまとめました。

あとは法学と同じように問題を覚えてしまい、
ひたすら満点を取るまで繰り返しました。

 

試験前日は「完全丸暗記初級アマチュア無線予想問題集」をひたすら解きました。
正誤の確認をするのにページをめくるのが面倒だったので、
エクセルに答えをすべて記入して、
問題の答えもエクセルに打ち込めるようにして、
一気に確認できるようにしました。

あまりにも久しぶりの試験で、緊張で心が落ち着かず、
ほとんど寝れませんでした。


試験当日は移動中にタブレットで、WEBの試験問題を一通りこなした後に、
完全丸暗記初級アマチュア無線予想問題集の問題ををすべてやり、
間違った箇所にチェックを付けて、試験会場でそのチェック箇所の問題と答えを再確認しました。


いざ試験です!


問題は拍子抜けするぐらい簡単でした、すべて明確に答えられる問題ばかりで、
ものの5分で終わってしまいました。

試験時間は1時間ですが30分すると退席できるため、すぐに帰路につきました。
試験問題はもらえるのですが、確認するまでもなく全問正解していることを、
疑う余地すらないほど、合格に自信がありました。


試験から約3週間後に合格通知が届きました。
合格することはわかっていましたが、
やはり合格という文字にはうれしさがこみ上げてきました。

正直、無駄に頑張りすぎたなと思う部分もありましたが、
アマチュア4級は出題範囲も広いため、仕方がないのかもしれません。


無線や工学に対する興味も湧いてきたので、
また別の試験にも挑戦してみたいと思っています。